メビオール株式会社が開発し、医療用として使われているアイメック®フィルムを農業用に転用し、高収量・高品質・高採算性の栽培を可能にした画期的な栽培法として注目されています。
株式会社農援隊は、アイメック®に関する初期導入から技術習得、販売まですべての分野で研修・支援が行える唯一の企業です。また、弊社はアイメックシステムの販売特約店です。現在は採算性が最も高いミディトマトを中心に、より多収量・安定生産に関する技術向上を目指して、日々改良を重ねております。
※アイメック®の特許は、120カ国以上で出願され、すでに100カ国以上で登録されています。
アイメック®農法の特徴
アイメック®フィルムとは
メビオール株式会社が開発した、特殊なフィルムです。アイメック®ではハイドロゲルでできた薄いアイメックフィルムの上で植物が育ちます。フィルムには無数のナノサイズの穴が開いており、水と養分だけを通します。医療分野に使われていたこの技術を農業用に転用し、野菜栽培の培地として使います。
どこでも栽培できます
アイメック®システムは設置が容易で構造もシンプルで廉価です。システムは給液装置と栽培ベッド(フィルム、揚水布、止水シート、3本の灌水チューブ)から成っています。
止水シートによって地面とは完全に隔離されているので、砂漠地帯やコンクリートの上など、「どこでも農業」ができます。
安全で環境に優しい農法です
農薬を使わなくてもバクテリアや細菌、ウィルスによる汚染を防ぐことができるため、安全な作物をつくることができます。
また、止水シートによって供給された水と肥料が外部に漏れないために従来の農法に比べ、水と肥料の使用量が大幅に少ないと同時に環境に大変優しい農法です。
土を使わないため、砂漠地帯や、災害による土壌汚染が深刻な場所での栽培を可能にし、災害復興に役立つ農法であると注目されています。
高品質・高栄養価・高糖度
アイメック®で育ったトマトは食味、香りも良く、糖度や栄養価(リコピン、アミノ酸やギャバ等)が非常に高いため、高評価を得ております。
これら高品質の作物は他の農法で作られた野菜と比較しておよそ3倍の取引価格で販売されております。
だれでもできる農法です
農業で難しいのは土壌の制御です。アイメック®では土の代わりにフィルムを使いますので、農業の未経験者でも短期間で農法を習得することが可能です。
高品質のトマトを安定的に生産できる土作りの習得には10年かかると言われていますが、アイメック®では農業未経験の方でも1年で技術を習得できます。
ローコスト・ハイリターン
アイメック®の初期投資額は水耕栽培に必要な大量の養液の循環および殺菌設備などが必要でないために水耕栽培と比べて大幅に安くなります。又、大量にトマトを生産する水耕栽培と比較してアイメック®では水、肥料、電気、重油、労務費などが大幅に安くなります。
また、売上額については、水耕栽培では安い価格のトマトを大量に生産するのに対して、アイメック®では高価格トマトを限定的に生産するために、ほぼ同等になります。従って、利益に関してはアイメック®が大幅に高くなります。
アイメック®農法の仕組み
シンプルで廉価なシステム
アイメック®システムは設置が容易で構造もシンプルで廉価です。システムは給液装置と栽培ベッド(フィルム、揚水布、止水シート、3本の灌水チューブ)から構成されています。
灌水チューブから供給された養液がフィルムに浸透し、その養液を求めてトマトの根がフィルム上に張り巡らされます。
フィルムを用いて給水制限をすることで、高糖度・高栄養価のトマトに必要な水分ストレスがかかり、糖分やアミノ酸が作り出されます。
1.土壌
2.止水シート
3.灌水チューブ
4.揚水布
5.アイメックフィルム
6.根
アイメック®栽培と通常栽培の特徴の比較
アイメック®栽培と水耕栽培の経費・収支の比較例
※栽培環境によって下記と数字が異なる場合がございます。あくまでも参考例としてご参照ください。
※生産費に含まれる人件費は1人で計算しています。
※アイメック栽培のみ農薬の使用量が極めて少ないため2年分で計上しています。